2002年、創業者のジェームス・フリーマン氏によってアメリカ・カリフォルニア州オークランドで誕生したコーヒーショップ。創業以来、デリシャスネス・ホスピタリティ・サステナビリ ティを信念に掲げながら、美味しさを徹底的に追求したコーヒーを提供。自社のロースタリーで焙煎したコーヒーを配送可能な地域にのみカフェをオープンすることで、美味しさのピークに合わせてエイジングしたコーヒー豆の販売も行っています。
■美味しさへのこだわり
〈ブルーボトルコーヒー〉ではグリーンビーンバイヤー(生豆のバイヤー)が季節ごとに旬のコーヒーを吟味し、最も美味しいとされるコーヒー豆を世界中から買い付けています。そして、そのコーヒー豆が持つ個性を最大限に引き出すべく、コーヒー豆の種類に応じたレシピを使用して自社のロースタリーで焙煎しています。
焙煎後は、豆ごとに測定したピークフレーバー期間(美味しさが最も際立つ期間)内にコーヒーをお楽しみいただけるよう、フレッシュな豆のみをロースタリーからカフェに配送。そして、熟練のバリスタが一杯ずつ丁寧に抽出し、風味豊かなコーヒーをお届けしています。
■時間の経過とともに変化していく味わいを楽しめる
カフェでは、ゲストのコーヒー体験がより素晴らしいものになるよう、心地よい空間づくりやホスピタリティを大切にしています。また、サステナビリティな取り組みとして、コーヒー豆を仕入れる際には、健全にコーヒー豆を栽培・調達し、コミュニティに貢献しているすべてのパートナーに適切な賃金を支払い、持続的な関係性を築く努力を続けています。カフェで使用するストローや、冷たいドリンクを持ち帰る際に使用するコップは植物由来で微生物による分解が可能な「バイオプラスチック」を使用するなど環境に配慮したコーヒーライフも提案しています。
創業者であるジェームス・フリーマン氏はフリーランスの音楽家であり、コーヒーをこよなく愛していました。2000年代前半の一般的なコーヒーは新鮮味が無く、ロースト具合が深すぎると考えていたジェームス氏は「自ら焙煎したフレッシュなコーヒー豆を、最も美味しいピーク期間に飲んでほしい。コーヒー豆も最高品質で最も美味しく、責任を持って調達したものだけを提供する」と決心し、自宅ガレージに小さな焙煎機を設置し、コーヒーの提供を開始。中央ヨーロッパ初のコーヒーハウス「The Blue Bottle」に敬意を払い、自らの店に〈ブルーボトルコーヒー〉と名付けました。