■マットと艶を使い分けた見事なマッチング
一般的な瀬戸物は、全体を上薬（釉薬）で塗って焼き上げることがほとんどですが、〈モヘイム〉は外側には釉薬を使用しないことで、こだわりのマットで素朴なテクスチャを実現させました。食器の外側は、自然の土や石を思わせる肌触り。対照的に内側は、釉薬を塗っているのでグロッシーな光沢が楽しめます。異なる質感で仕上げることにより立体感を生み出し、シンプルな中に美しさを演出。また内側にのみ釉薬を施すことで、コーヒーや料理から生じるステインの影響も抑えてくれます。

■スモーキーで優しいこだわりの色彩
あたたかみのあるマットな触り心地と、ふわっとした優しい発色。日本ではハードルの高いこの質感を実現できる工場を探し続け、ベトナムへと辿り着きました。ベトナムの職人が手作りする一つひとつに、彼らの技術の高さと素朴な優しさを感じられます。色を上塗りするのではなく、素材となる土自体に色を練り込んで焼くことで、生活になじむ繊細で美しいスモーキーカラーに。ほっこりとした味わいのある色彩は、いつもの食卓を品のある美しい空間に変えてくれます。