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能作ノウサク

「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」を信条に、富山県・高岡の地に400年伝わる鋳造技術を用い、純度100%の錫(すず)を使った製品を展開。素材を知り尽くした職人の手によって、日本的なセンスと素材の特性を融合させたアイテムを生み出しています。その独創的で美しいデザインには、国内のみならず海外にも魅了されているファンが多いことで知られています。

■あたたかい光沢が宿る ‟純度100%”の錫
錫は、金・銀に次ぐ高価な金属であり、酸化しにくく抗菌作用があるため、衛生面が気になるテーブルウェアとしてふさわしい素材です。錫には通常、硬度を持たせ切削性を高めるために他の金属材料を加えますが、〈能作〉ではそれらを一切含まず、昔ながらの鋳造技術をもとに、純度100%の錫製品をつくり出しています。
使い込むほどに上品であたたかい光沢が宿り、月日とともに味わいが出てくる素材なので長く使う楽しみもあり、大切な方への贈りものにピッタリです。

■伝統を受け継ぎ 新しいものを追い求める姿勢
〈能作〉のものづくりは、高岡の地に伝わる鋳造技術を用いています。鋳造とは、鋳型に溶けた金属を流し込んで製品を作る加工方法で、できた金属製品は鋳物と呼ばれています。そんな鋳物生産の技術をもとに、現在は 用途や製品に応じた鋳造方法、金属材料(錫、真鍮、青銅等)を用い、味わいのある製品を生み出しています。
長い歴史の中で、伝統にとらわれず新しいものを追い求めていくその姿勢も、〈能作〉のこだわりである【「能」が詰まった味わいのある製品、「作」への好奇心を形にすること】を体現しています。

1916年、江戸時代より400余年にわたり育まれてきた伝統的工芸品である「高岡銅器」をルーツに創業。職人から職人へと受け継がれてきた技術と知識、伝統と精神を拠りどころに、お客様の声に応えるものづくりを追求し続けてきました。2013年には第5回ものづくり日本大賞「経済産業大臣賞」を受賞し全国に名が知れ渡り、今ではものづくりの世界では知らない人がいないほどの存在です。伝統的工芸品という枠を超え、アート作品としても国内のみならず世界中のデザイン関係者を魅了しています。