「料理のための美しい器」をコンセプトに、美濃焼伝統の技術を生かしつつ現代的な感覚を取り入れ、今の暮らしに使いやすい新しいスタイルの食器を提案している陶器ブランド。色や形などの一目で分かる美しさだけでなく、食卓と調和することや、使い心地のよさを実感できることも大切な美しさであると考え、一つひとつの工程の仕事を丁寧に、職人が神経を研ぎ澄ませてつくっています。
■手作りならではの個性がある器
14種類の土と、100種類を超える釉薬、3通りの焼き方。それらを組み合わせることで、〈サクザン〉のオリジナル性あふれる美しい器は生み出されています。
すべてに共通するのは、土そのものの素材感を生かした “あたたかみ”が感じられること。丁寧な手作業で、釉薬垂れをあえて残しており、一点ずつ器の表情が異なるところも魅力の一つです。それぞれの器に個性があることで、使うたびに愛着が湧いていきます。
■使ってみて分かる 使い心地のよさ
〈サクザン〉の器は、美しいデザインだけではなく機能性も抜群。口にあたる縁の角度やなめらかさ、手に馴染む表面のくぼみ、表面の手触りのよさなど、使う人を想って整えた美しさを兼ね備えています。
使ってみて実感できる使い心地のよさによって、“器を使う楽しみ”ができ、料理を作る時間も食べる時間も、よりワクワクする時間にしてくれます。
1987年に創業し、美濃焼で知られる岐阜県土岐市にアトリエを構える窯元。2019年11月には、実際に手に取って手触りや釉薬の風合いを感じることができる直営店「SAKUZAN VILLAGE」を、窯のある岐阜県駄知町にオープン。人気アパレルブランドなどとコラボ商品を生み出すなど、美濃焼の伝統を大切にしながらも常に新しいプロダクトを提案しており、〈サクザン〉の器を通して、生活がより豊かなものとなるよう願っています。